Astechno の hikokiphoto

飛行機写真を主に旅行関連の情報などを掲載しています。

日本発(アウトバウンド)海外旅行者数が戻らない、、、

先日、日本航空の社長交代会見を見ていたが、その席で現社長である赤坂氏が最近の業績について発表されており、基本的に国内線、国際線の需要はコロナ禍前の水準にまで戻っており今期の目標達成、または目標越えの見込みであるとのことだった。ただ、気になる要因として国際線利用に関してはそのほとんどをインバウンド需要によるもので、日本発(アウトバウンド)は極端に低い現実であることを懸念されていた。

 

 

当然、昨今の燃油高による航空券の高騰や円安、外国との物価格差が拡大していることで従来安価で楽しめていた韓国、台湾、東南アジアですら費用が嵩むことで海外旅行が敬遠されているのは事実。 特に若年層だとその影響は大きく、気軽に海外旅行などとは到底無理だろう。 食費を安く済まそうとマクドナルドへ行っても欧米だとビッグマックのセットで日本円換算で2000円以上、など相当しんどい。

 

 

自分自身も昨年数回タイ旅行をしたが、現地物価も上がっているとはいえ日本円の価値が一頃よりも3割近く下がっているので、同じタイバーツでの価格も日本円換算で高いと思わせてしまう。そのせいか確かにいずれの訪問時もシーズンを外して行ったとはいえ、日本人観光客らしき姿は少なかったように思う。

パタヤ行きバスチケット売場。日本人は自分だけだった。

こと、航空券だけなら最近はアジアのLCCが勢力を増してかなり安い運賃を提供しているのは事実で、先ほどの日本航空の赤坂社長も自社グループであるZIP AIRをもっと若い人たちに利用してほしいとアピールされていた。 また、今年ANA傘下のAIR JAPANがLCCとして新規参入することが決まっており、日本籍のLCCが充実するのは選択肢が広がり良いと思う。

東南アジアLCCの代表格となったベトジェットグループ 

ZIP AIRは現在成田発着のみ。関西のユーザーからは利用にはハンデあり。


一方で、ハワイ行はこの年末年始も日本からの旅行客で盛況だった模様。ANAも超大型機であるA380での運行をダブルデイリーで対応するなど、ようやく本来の状況を取り戻した模様。また、JALで言えば間もなく新機材、A350−1000が北米路線に就航、話題の新仕様のファーストクラス、ビジネスクラスシートがデビューする。北米や欧州路線で上級クラスの料金だと片道でも60万〜100万円以上するので一般の人やビジネス客以外は使えないが、それでも稼働率が高いとの事。日本人がどのくらいの割合なのか不明だが、一度は乗ってみたい。

A350-1000の導入で引退間近になったB777-300ERは国内路線に入ることも

2024年、現状の円安傾向もそれほど大きく変わらないと思うが、ようやく上向きかけた経済情勢に期待をして、チャンスがあれば海外へ出かけたいと考える。

 

 

astechno.hatenablog.com

 

astechno.hatenablog.com

 

astechno.hatenablog.com