Astechno の hikokiphoto

飛行機写真を主に旅行関連の情報などを掲載しています。

飛行機を近い距離で。

飛行機写真のタイプも様々で、機体をメインにスポッター的に全体を画角に収めて撮る基本的なものや、機体は小さくても風景と絡めたり、夕景、夜景とを組み合わせたりして飛行機だけではなく、景色、風景写真になるような写真などがある。

小型ジェットのE170も近くに寄ればそれなりに存在感がある。

そんな飛行機写真でも飛行機のメカニカルな部分、あるいはエンジンから出る噴射熱、またコクピット部を拡大してパイロットの様子が伺えるもの等々、飛行機の機体の一部を切り取って強調する写真もある。飛行機というのはいわば工業製品の技術を結集と言えるものであり、これを写真でも表現したいと考える。

 

ターボプロップ機であるDHC-8はジェット機にはないメカメカしい所がある

近年活躍する新世代の旅客機は、外観上のデザインはもとより機体を構成する素材が20世紀のものとは異なっているが、飛行機オタクでなければよくみないとその違いはわからない。

 

新世代の代表格であるB787コクピットの窓や翼の先端形状などが特長的

 

この飛行機の胴体と翼のほとんどが、日本メーカーで生産されているのは素晴らしい。

 

エンジン後部のギザギザ(シェブロン形状)は新世代ボーイング機の特長

 

リージョナルジェットの代表であるエンブラエルのデザインも特長的

個人的に好きな部分はエンジンのある箇所と翼の付け根、それとギアが重なる所がなんともメカニカルで動的な感じがして良い。

 

設計は20世紀のものだが、今でも一線で活躍するB767

 

最近のエンジンは口径が大きくなっている。

2000年代以降に登場した飛行機のエンジンは総じてエンジン口径が大きくなっている。これはエンジンの燃費性能の向上や騒音低減のためにエンジンのコア部分とファンとの口径差が大きくなっている為らしく、確かに最近のジェット機は大型でもかなり静かであることがわかる。 B787A320を正面から見るとエンジン前方にあるファンが大きく見えるので迫力があるのがある。

2000年代に登場したB777−300ER。 GE90-115B型エンジンは現状世界最大

現在、世界最大出力のエンジンである B777-300ER用のGE90−115Bの直径はB737の胴体に匹敵するくらいの大きさ。 まさに技術の頂点と言える。

 

JAL 日本航空 国際線航空券

 

このようにコクピットから手を振って応えてくれるパイロットがいると見物しにきた人も嬉しいだろう。 一方で機体には飛行中に様々な障害物にぶつかって塗装が剥がれていたりして、ダメージを負いながら働いてることもよくわかる。

B777−200ERの出発準備作業中のグラハンスタッフ

大きな飛行機を大きく感じるような写真としては人物を入れて撮ることでその巨大さが実感してもらえると思う。空港の展望デッキだとこのようなシーンを望遠で撮影することもできる。

望遠レンズの圧縮効果を使えば相対的に飛行機を大きく見せられる

撮影機材、撮影手法でいろんな表現ができるが、できる限り見た人に印象を与えるような絵作りは追求したいもの。