Astechno の hikokiphoto

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羽田空港で撮影、からのモビリティーショー【後編】

目次

 

長蛇の列。

一夜明けて快晴の土曜日、朝から東京ビッグサイトへ横浜から移動。 ちょうど1年前、前職の現役最後の展示会(JIMOF2022)で小間当番で来て以来だが、モーターショーへもよく来ていた場所なのでなんとなく「戻ってきた」感がある。

10:00会場がオープンだがやはり大勢の人がゲート前に列を作っていた。 この列に並ぶのも疲れるので、開門後、人の流れができてからと、しばらく付近のカフェで時間を潰すが、一向に列が収まらない。 仕方ないのでやや動き始めた行列に並んだが、程なくしてその理由がわかった。

入り口付近の行列 開門後もしばらく収まらない。

従来はゲートでのチェックは入場券の提示、QRの読み取りくらいだったが、今回はその前に1人づつ、手荷物検査をしているではないか! これが原因で行列が詰まっていたのだ。 まぁ、今のご時世仕方ないことだが、X線検査も金属探知機もなしでの目視のみの確認だったのでちょっと無意味かと思ったが、日本も諸外国と同じになった、という実感を抱かせた光景だった。

この第1関門(?)で手荷物検査をしていた。

まずは部品、用品の展示ホールへ

どうしても従来の職性もあってまずは部品や用品のメーカーが展示する西館へゆき彼らがどのようなものをアピールしているかを見物させてもらった。

エンジン、ミッション部品など従来の部品ではないものをアピール

出展していたのは大手の部品メーカーで名も知られているところがほとんで、昔のように一般的には無名の一次協力メーカーが多く集まったりはしていなかった。 ただ展示する内容も少し前だとエンジン、トランスミッションといったものやそれに関係する部品だったが、今回ほぼ全てのメーカーは電動車、燃料電池車に関係するユニットや部品、または自動運転に関係する技術の展示がほとんど。 やはり時代は変わった。

 

モビリティー=自動車移動ではない未来を実感

東館に移り各自動車メーカーの展示会市場へ。
ここ最近、日本でのモーターショーが注目されなくなり海外メーカーの出展も減少していたが今もその傾向は続いているようで、今回も海外メーカーとしてはメルセデスベンツBMWの2社が目立った存在で他の欧州メーカーやアメリカのメーカーもほぼ出展はない。唯一目立ったのが中国のBYDで既に日本へもバスなど電気自動車を販売しているだけあって、結構大きな展示をしていた。

ワールドプレミアとなったBMWの新型X2

個人的にショックだったのがHONDAのブース。 いきなり現れたのが今やリージョナルジェットで世界的に知名度が高くなったHONDA JETのモデル。やはりこれからのモビリティーは空を自由に動き回ることだと改めて思い知らされた。

翼はないがやけに存在感がある機体。内部見学もできるようになっていた。

HONDA JETの縮小モデル。 横にはエンジンのレプリカ展示もあった。

モーターショーと呼んでいた展示会がモビリティーショーとなった背景がこのような形で表現されていると言うことかもしれない。 従来は内燃機関の電動化、自動運転化が注目点だったが、いわゆる「空飛ぶくるま」と言う次元ではなく、空中を高速で移動することを身近に実現させることもモビリティの目指す一つの方向でもあると思う。自動車好き、航空ファンである
自分としては図らずも趣味嗜好が合体したのだと、一人で感心していた。

 

最後に羽田で少し撮影をして帰路へ

すでに会社を現役引退しているのであまり仕事への影響は関係ないが、このような刺激は定期的に受けるべきだろう。2年後の開催を楽しみにしつつ帰路は羽田空港からANA便で大阪へ戻ることに。3連休で満員の羽田空港で少し時間があるので第2ターミナルで数枚写真をとり、搭乗ゲートへと向かった。

今日は比較的クリアな状態でスカイツリーが見えた

相変わらず季節外れの気温で今日も夏日。滑走路は昨日に続いて南風運用。RW22に降りてくる飛行機とスカイツリーとの絡みを数枚撮れた。

カラーリングの派手なソラシドエアのナッシージェット

16Lから飛び立つANAB787−9 ”78G”