12月後半に入り急に寒くなったが、いつもの千里川土手ではなく伊丹スカイパークで夜間の飛行機撮影を実施してみた。今朝まではかなり気温が低かったが夕方以降は風もなく穏やかに。
土曜日だが千里川土手のような多くの見物人はなく、自分以外でカメラを構えている人は見当たらない。 やっぱり、というか千里川土手に比べたらどうしても「絵」になる構図は探しつらいのは確か。 夜間の滑走路灯が直線的に見えたたり、宝塚の住宅街の点々とした灯をバックに飛行機を撮るような状況ではない。
昼間のように離着陸する飛行機を横から追うにしても日が暮れると機体を浮かび出すにはSSを下げて流し撮りしないといけない。
唯一、駐機スポット付近だと照明が照らされているのでかなり明るく、機体もくっきりと判別できる。ただこの場所からは遠いのでピントを合わせて被写体を止めるにはタイミングを上手く図らないとピンボケになるので要注意。 今回はレリーズを使用したが、低SSだとわずかな振動も影響して思いのほかピントを合わせるのが難しかった。
SSを下げた理由は光芒が欲しかったのでF値を10~11に挙げていたこととISOは12800を限度にしていたのでSSにシワ寄せされた格好。
それでも何とか数枚はうまく撮ることができたので、現像でさらに調整の上、NRを掛けることで絵にすることができた。
また、離陸前に着陸機をまって待機している機体を低SSで捉えることができたが、背景が少々寂しいのが残念。
いつもながら難しい夜間の撮影だが、カメラ性能にかなり助けられるおかげで失敗することも多いが、うまく決まってくれるものもあり、それらを眺めるのが楽しくやっぱりやめられない。寒くてもまたやろうという気になる。年末年始も天候が良ければ撮影に来るだろう。