先日、JALの新しいフラッグシップとなるAIRBUSのA350-1000の1号機が羽田に到着したというニュースがあった。 この機材は同社が主に国際線長距離路線に使用するB777-300ERの後継機として導入を開始するものだが、本格的に路線に投入されるのは1月後半からとの事。おそらく早晩2号機も到着するのだと思うが、今回1号機を見る限りは通常のJAL塗装で、A350-900が初めて導入された時のようなスペシャル塗装はされていなかったのは少し寂しい。
現状のJALが保有するB777-300ERはOneWorld塗装のものが1機ある以外はすべて通常の塗装なので、もともと国際線にはスペシャルマーキングを控えているのかもしれない。
ただ、同じ塗装の機体ばかりだと見る側、撮る側からすると単調なのでやはり何機かはちょっと変わった外観のものがあると有難い。
ANAの場合は既に国際線用でB777-300ERにもB787-9にもスペシャルマーキングを施した機材が複数存在しており、飛行機撮影時にこれらに出会うと楽しいもの。 その最たるものがフライングホヌのA380だと思う。
かたや、国内線に目を向けるとJALもANAもこぞってスペマ機材を投入しており、特定のテーマを織り込んだデザインや、イベント(五輪や万博など)の開催を盛り上げるようなデザイン、地方都市の観光をPRするようなものなど様々な機体をみることができる。
特に大阪空港(伊丹空港)の場合は、乗り入れているのが基本的にJALとANAのみで系列会社もJAL系のJ-Airと日本エアコミューター、ANA系列はアイベックスのみといった状況。唯一、天草エアラインが定期便を就航させているくらいで、見た目にも機種の違いこそあれ色のアクセントに乏しい空港となっている。
そのため各社が導入してくれているスペマ機は人気が高く、休日などはその機体を目当てに見物人が多く押し寄せるくらい。 SNSで飛来情報を流している人がいるおかげでほぼピンポイントでお目当ての飛行機を見に来ることができるのも現代ならではかもしれない。
2024年はどんな新しいスペマ機が登場するのか楽しみ😊