飛行機が間近に見れる場所としてはいつも撮影する伊丹空港のスカイランド原田や伊丹スカイパーク、それと福岡空港展望デッキが代表的ではあるが、残念ながら国際線の飛行機は見ることはできない。
成田空港B滑走路の北端にある十余三東雲の丘と呼ばれるスポットは、北風運用だと着陸した飛行機が滑走路端でターンすることがあり、その場合はかなり至近距離で飛行機が見れる。
そんなこともあってこの場所はパイロットへのお手振りスポットとしてもかなり有名。子供が手を振っているのは可愛いが、いい年したおっさんが必死で手を振っているのも見かける。
距離の短いB滑走路であるが、多くの場合着陸機はこちらへ降りてくることが多い。A滑走路へ降りる飛行機は超大型のA380やB747の貨物機になるが、それ以外のB777−300ERやA350だとB滑走路を使用する。
パイロットによっては滑走路端でのターンは鋭角になることもあり、それを避けて手前の誘導路で出ることも多い。特にあまり慣れてない外国の航空会社の場合はその傾向がありそう。それに対してJALやANAのパイロットは比較的滑走路端まで引っ張ってくれることが多く、その際見物人のお手振りに答えて手を振ってくれるパイロットもいる。
この場所で写真撮影にとってネガティブな点としては手前に送電用のケーブルや滑走路灯や監視カメラのポールがあり、撮影する際はこれらをできるだけ避けておく必要がある点。 上のタイ航空の飛行機写真に写っている左下の監視カメラや右上に少し入っているケーブルなどがそれ。
下の写真にもケーブルが写り込んでしまっているが、作品にするにはこれらは避けたい。
かたや、南風運用の際は着陸機が目前を通り過ぎていくところを捉えるとことになり、こちらは比較的障害物を避けて撮ることができる。成田の場合だとこのRW16Lに降りてくる飛行機の写真は多く撮られている。
成田空港の場合、この場所も含めて駐車料が必要な場所がないので本当に気軽に場所を移動して撮影ができることが助かる。 近い将来、滑走路が増設になった後はまた新しい撮影場所ができるか楽しみ。