大型機の定義というと少々曖昧なところではあるが、20年前までは大型機=B747ジャンボジェットということではっきりしていたが、そのB747は世界的にも数を減らしており、貨物用以外ではかなり希少な飛行機となってしまった。

ここ羽田空港においては国際線で今でもB747で飛来する航空会社があり、航空ファンとしては大変ありがたい。羽田には残念ながら空港施設の関係もあって、超大型機であるA380は乗り入れておらず、こちらは成田でしか見れないのが残念。(関空にも定期飛来している会社があるが季節便のことが多い)

B747が姿を消した後、国際長距離路線の主役はB777−300ERとなり、現在でも国内外の多くの航空会社が採用している。 このB777−300ERのエンジンは1種のみでGE90−115Bというエンジンであり、現行世界最大の推進力を誇る。 つまり現在では羽田空港における大型機というとこのB777−300ERが主体となる。 もちろん、ーERではない普通のB777−300についても動体長さや客室のキャパシティからすると同等の大型機と言える。 今この機体を運用するのは海外キャリアだと香港のキャセイパシフィックくらいと思われる。ANAのB777−300は全て国内線専用となっている。

エアバスの大型機では、A380以外だと、A350シリーズがあり、日本ではJALがB777の置き換え機として国内線ではA350−900で既に置き換え完了。国際線のB777−300ERの後継としてA350−1000を今年から導入を開始しているので、羽田の大型機の構図がボーイング機とエアバス機でそれぞれ存在することになる。

今後、ANAのB777−300ERについても置き換えが必要になるが、ANAは次もB777の最新型である−9を導入する計画でボーイングの度重なる納入延期で遅れているが、2、3年後には羽田空港でもこの最新型を見ることができるだろう。



ANAの国内線に関しては現状B777−200(ER)と−300がそろそろ更新時期に入り、新機種を投入していくことになるが、今の所、これらの後継機としてはB787−10が400人以上のキャパがあるので、こちらを主要路線に入れていくものと思われる。

コロナ禍という未曾有のイレギュラーで航空各社の機材導入計画がかなり見直されたと思うが、旅客数が戻りむしろキャパ不足やタイトな機材運用による定期便の遅延が日常的に発生している。また直接的な因果関係はないかもしれないがこのところ発生している接触事故などはこうしたタイトな運用が現場作業に影響しているのではと想像する。
お気楽に写真を撮っているものからすると昔のように大型機が行き交う空港がまた戻ってくれば良いと願うが、これからどうなるだろう。
