流し撮りではEOS R6 Mark2 を主に使用しているが、これは同機が備える「流し撮りモード」が有効に活用できるためで、敢えて自分で設定するよりもダイヤル一つで呼び出せるので場面ごとに切替ることができて便利。

かたや、R5MarkⅡにはそのような便利機能がないのでこれまであまり流し撮りには使っていなかった。 しかしカメラ1台を持ち歩いて撮影している際に流し撮りをしようとすると設定を手動で変更しなければならない。 そこでモード選択にあるカスタムモードに流し撮りに適する設定を入れてみた。

流し撮りの場合はスローシャッターになる関係で、ISO感度やF値を変えないと露出オーバーになるため、単純にシャッター速度(SS)を変更するだけだと撮れない。 それゆえ、通常のSSで撮る場合と流し撮りする場合である程度切り替えができる方が撮影時に慌てなくても良くなる。
現在流し撮りカスタムモードに設定しているのは、SSが1/100、 ISO100 としておき、場面によりこれらに変更を加える。これにより通常撮影時からの設定変更に比べて移動量を小さくできるので、通常のM(マニュアル)モードからC(カスタムモード)へ切り替えても微調整で流し撮りができる。

これらの基本数値以外に流し撮りにおいて設定する項目としては、シャッター方式を電子シャッターから電子先幕(メカ)にしてできるだけローリング歪を抑えるようにしている。またAFの追従性についても普通よりも粘る方へ設定をしている。 連続撮影枚数についてはどのような設定が良いか検証中だが、高速のH+は不要ではないかと考える。

基本のSSを今は1/100としているが、これを1/60位に設定しておいても良いと思う。結局のところ上手く流せるかどうかは腕次第。

これまでだと、普通にMモードで撮影していてプロペラ機を撮ろうとすると設定を大きく変える必要があったが、モードを変更するだけであとは微調整でプロペラ機らしい写真を撮ることができる。 1/60, 1/50で流すよりも1/100くらいだと機体を止める難易度も下がる。
1/160 くらいの軽めの流し撮りで流すと被写界深度の浅い写真のように撮れる。航空写真としては外れるかもしれないが、雰囲気の違う飛行機写真にもできると思う。


電子先幕シャッターにすることでカメラを横に振って撮影する際に発生するローリング歪の懸念はなくなるので、流れている背景の建物が変に曲がって見えることもない。
この先は1/30以下での撮影でどうなるかを適時実証していきたいと思う。