羽田空港にある4本の滑走路の運用については当然ながらその時の気象状況により変化するわけだが、この夏場はどうしても南風運用の時間が多くなる。午前中は北風運用になることが多いが、10時くらいから気温も上昇し早々に南風運用になるので、海側から着陸する飛行機を撮影できるチャンスは朝の早い時間に限られる。個人的には午前中の時間帯に第1ターミナルで海側から着陸する機体や、第2ターミナルから欧米へ向けて離陸する機体をスカイツリーや都内のビルを背景に撮影したいがこの時期はチャンスが少ない。


通常の南風運用の場合
運用される滑走路は4本全てになるが、着陸はB滑走路(RW22)とD滑走路(RW23)、離陸はA滑走路(RW16R)とC滑走路(RW16L)だが、交差する滑走路のためにハザードポイントが多いのが難点。


都心上空ルートによる南風運用
通常の南風運用だとどうしてもハザード回避のためのロスタイムの関係で着陸機が多くなる時間帯(15:00-19:00)には処理能力が不足する。その為能力確保のために2020年から都心上空を通過して着陸する新ルートが設定されている。この場合A滑走路とC滑走路を離着陸併用、B滑走路(RW22)は離陸専用、D滑走路は不使用となるも通常の南風運用に比べて1時間当たりのキャパが80機→90機にアップしている。


南風運用時の飛行機撮影のポイント
通常の南風運用時だと第2ターミナルからはC滑走路を離陸する飛行機を東京湾を背景に狙うが、駐機場の照明ポストや、手前の誘導路をタキシングする飛行機が重ならないタイミングを狙わないといけない。

一方、RW22にアプローチする飛行機がちょうど東京湾を旋回してくるので、視程がよければスカイツリーを背景にいれることでダイナミックな写真が撮れる。また、場所を変えて羽田イノベーションシティやソラムナード羽田緑地だとRW22に降りてくる飛行機を正面から捉えることができるが、夏場の陽炎でクリアな画像にはならないことが多いので注意。



都心ルート適用時(15:00~18:00)の撮影ポイント
この時間帯だと撮影対象のバリエーションとしては第1ターミナルでA滑走路から離陸する機体を大田区の工場群を背景にして撮るのがおすすめ。夕方の強烈な西日にさらされてかなり暑いので体力的に厳しいが逆光での撮影は面白い画が期待できるかもしれない。



都心上空を通過することで空港から離れた場所でビルの間を通過する飛行機写真というのも狙いどころかもしれない。空港近場だと品川駅付近なら比較的低い高度まで下げているのと、ビルの壁面に写った機体なども撮れそう。

羽田空港に限らず飛行機撮影は基本的に屋外での活動になるため、近年の酷暑の中での撮影はやっぱり身体には厳しいと言わざるを得ない上、陽炎や空気中の湿気で画像自体はあまりクリアに撮れないので決しておすすめ出来るものではない。
撮影に出られる際は十分お気をつけて!