Astechno の hikokiphoto

飛行機写真を主に旅行関連の情報などを掲載しています。

関西空港の新しい滑走路運用で飛行機撮影にも影響!

 

関西空港神戸空港の飛行経路が見直され、2025年3月30日から新しい運用が開始される予定というニュースがあった。

 

目的は発着枠の拡大。

関西空港では、2030年代前半に年間発着回数を現在の23万回から30万回へ増加させる計画がある。また、2025年の大阪・関西万博に向けて、1時間あたりの処理能力を45回から60回に引き上げることを目指す。

 

この為の施策として、

1.現状の滑走路運用方法を変更。

現状は離陸用を主に陸に面するA滑走路、着陸用に海側のB滑走路を使用すがこれを逆にすることで、飛行経路の運用幅を広げて能力を上げる。

現在はこの明石海峡の上空を多くの飛行機が行き交っている。

2.淡路島上空の飛行経路の設定

新しい飛行経路案では、淡路島南部への出発・到着経路の新設や陸域通過高度の引き下げが示されており、大阪湾上空での輻輳の減少と管制上の処理能力向上が期待される。

 

滑走路運用が変わるとこの光景が普通になる。

 

と、このような計画なのだがそうなると、従前関空での飛行機撮影をしていた展望デッキ(SkyVeiw)からだと、南風運用なら近くを通過するのでよいが、北風だと着陸後に北ウイングのスポットに駐機する飛行機以外は離れてしまうので残念。

ただもともと、ターミナルビルには展望デッキが無く、また第2ターミナルやB滑走路付近にもそうした施設が無く、限られた場所での撮影を余儀なくされていた。この機に第2ターミナル付近にも飛行機見物できる場所ができればと思うが。

B滑走路に降りたBA機。展望デッキからは随分遠くなる。

 

日本の他の主要空港である、羽田、成田、中部、新千歳、福岡に比べると関空は残念ながらそうした写真撮影スポットが少なすぎる。洋上施設なので仕方ないとはいえ、空港という巨大インフラをもっと身近にするような事も検討してほしいもの。

 

JAL 日本航空 国際線航空券