今回自身2度目の沖縄入り。気温22度という快適な気候で存分に撮影活動をさせてもらった。
昨年秋にニコン(F/Z)からキャノン(RF)に乗り換え、APS-C機のR7とRF100−500の望遠レンズ1セットのみで撮影に臨んだ。また、念願だった嘉手納基地の撮影スポットで2日間、US空軍(海兵隊)の戦闘機や輸送機などを撮影することができた。さすがに現在緊張感が高まっている台湾海峡の事情もあり、この基地に投入されている兵器はほぼ最新のもので訓練も実践を強く意識したものとなっている印象だった。那覇空港でも航空自衛隊基地があり、頻繁にスクランブル出動する光景が見れるが、こちらはある意味、“ホンマもん“のせいかかなりの迫力。国内の基地では航空祭などでしか見れない戦闘機の訓練風景がここではほぼ毎日(?)見れるとあって正直どハマりしそう。ただ、よそ者が無責任なことを思う一方、近隣の住民にとっては毎日爆音が響きわたり、時には危ない事故もあったりで相当に複雑な思いをされていると察する。 また、米軍従軍の兵士も母国を離れてこの地に滞在し、有事の際は命をかけて対応する使命を負わされて毎日訓練していることも忘れてはならない。そうした複雑な心境を抱きつつ航空ショーさながらの飛行訓練を見物させてもらった。
嘉手納基地に隣接する読谷村と言われるところで、日本一人口の多い村だとの事。この読谷村から隣の北谷にかけては米軍基地と関係者の居住区が連なっている。その為街中は英語の看板で溢れ、軍関係の駐在者及びその家族が多く住んでいる。アメリカンヴィレッジなる場所もあるくらいで、飲食店もかなりの率でアメリカ人ガ利用している。 よく「米軍基地反対」ということが本土で見ていると出てくるが、実際彼らが沖縄経済にとて今や欠かせない存在であることは間違いなく、仮に極東での緊張が払拭され、米軍駐留も不要になったら沖縄は一瞬で衰退してしまうのではないか。 もちろん観光産業をもっと活発化すれば良いのだが、今の駐留米軍に依存している分をカバーし切れるか分からない。いずれにせよ近いうちに再度訪問して戦闘機撮影を実施してみたい。
今回は那覇空港での撮影はイマイチだった。理由としては現状滑走路の使用方法について着陸機は新しく造成された滑走路を使用するため、結構距離があり撮影の場所をもう少し確認する必要があったのと、空港の展望デッキからの撮影に関しても午後は少し撮りづらい印象だったので今後は午前中に撮影するべきと感じた。 でも今回は瀬長島で偶然にもあのルークオザワさんと遭遇しほんの少し会話もさせてもらえたことは大変印象深い撮影旅行にしてくれた。飛行機撮影にのめり込むきっかけになった写真家でいわば、憧れの人でもありそんな人物に偶然出会えたのはこの上ない幸せだった。