海外渡航が実質上解禁となって既に半年近く経過しているが、ここ関西空港を発着する国際便もかなり戻ってきたとはいえ、成田や羽田に比べるとまだまだの感じ。 特に午前10:00から12:00くらいは中国、アジア路線の出発ラッシュで離陸待ちの飛行機が滑走路上に行列を作る
場面がしばしば見られたが、残念ながら今はそのような状況なない。
ただ、東南アジアと韓国、台湾に関してはほぼこれまで通りの便数が戻ってきている模様。特に韓国便はLCC便の頻度も高く、また利便性の高いGIMPO(金浦)便も復活している。台湾路線もSTARLUXが参入し、従来の中華航空、EVA航空と合わせてトータルで増便となってる。
残念なのはANAやJALといった日系航空会社の国際便が相変わらず少ないこと。関空の場合LCCのPeachが海外路線を拡大してきたが、やはりフルサービスの日系会社にも関空発着の
国際線を増やしてほしいところ。
もう一つ残念なのは比較的多く就航していた欧州便が見れなくなったこと。以前だとドイツ、オランダ、イギリス、フランス、フィンランドへの直行便が曜日によっては複数便飛んでいた
が現在観れるのはAIR FRANCEのパリ行きのみの状況。以前のように欧州便も戻って来てくれるのかどうか。。。
今後、日本などで入国規制が一層緩和されることで多くのインバウンド旅客が戻ってくると考えられるが、コロナ禍直前のような状況で当時でも課題だった空港施設の充実度をどれだけ向上できるかにより、関空発着便の回復が期待できるのではないか。差し当たりは2年後の大阪万博までになんとかやってほしいところ。