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京都鉄道博物館へ  〜鉄道マニアではないけど。。

蒸し暑い日が続くこの頃、京都駅近郊の京都鉄道博物館へ行ってみることに。以前、梅小路機関車博物館の頃は家からも近いので子供を連れて何度か訪れたことがあったが、リニューアルされた後は行く機会もなく、今日初めて訪れることになった。

平日なのでそれほど多くの入場者はなく、快適に見物できそう

正直、現在は鉄道写真を撮ったり鉄道旅(鉄旅)もやらなくなったが、高校生から大学生の時代にはたびたび鉄道で出かけることもあり、また幼い頃から身近に鉄道があったので興味は持っていた。そのためガチの鉄ちゃんには及ばないものの知識は普通の人以上にあると思う。

入場料は1500円。今の時代ではリーズナブルな設定と思う。

入場するとすぐに目に入ってくるC62

比較的最近まで京阪神の路線で活躍していた103系電車も今は展示物に。

ドイツとの技術提携で作られたエンジンを搭載して登場したがトラブル続きで短命に

今でもその姿がカッコ良い旅客専用の電気機関車 EF58

電気機関車の最大傑作だったEF65の1号機が展示されている

豪華列車の草分けであるトワイライトエクスプレスと専用塗装のEF81型機関車

寝台電車特急の元祖、583系。『月光』は京都/大阪から九州方面に向かう列車。

JR東海がクリスマスシーズンに初めて登場させたのがこの100系新幹線

こうして見ていて気づいたが、かなりの率でこれら展示されている車両が現役時代に自分が出張や旅行で乗ったり、現物を見ていたことを考えると、自分もこうした歴史と共に歳をとってきたことを思い知らされる。(=年寄りになったということ!)

京都鉄道博物館の特長はかつて活躍したSLが単なる静的な展示だけではなく動体保存されている点で、一部のSLは今でもイベント列車や季節運行される場合にはここから派遣されていたり構内を走らせたりして楽しませてくれる。

一日数回、トロッコ客車をつけて1Km程度の距離を往復走行してくれる

デゴイチとして知られるD51型。運行整備中で実際に釜には火が入っている。

SLはその大半が昭和初期から戦前に製造されたものであり、各車両のプレートには製造年と製造メーカーが記されている為、これらを見るのも感慨深い。

旅客用で活躍したC58型の1号機

旅客用最大、最高速を誇るC62型1号機。特急ツバメなど主要幹線の優等列車を牽引。

最強の牽引力を有したD51型の1号機もある。

黒光りした機関車の表面と油の匂いが今でも漂う様はいつでも出動可能を窺わす。

SLの操縦席。多分、灼熱と煤煙も入ってくるのでかなり厳しかっただろう

リニューアル後初めてとはいえ、久しぶりに訪れた場所であったが、ノスタルジーに浸るというより自分がノスタルジー化してしまったような感覚にされてしまった。良い夏の日の思い出になったかも。

館内は鉄道展示のほか、様々な体験コーナーやアトラクション、鉄道模型のデモ走行などがあり小さい子供を連れて行くにはもってこいの場所。 なぜか外国人も割と来られていたのが印象的だった。