今回利用したベトナム航空について少々辛めの搭乗レポートを投稿サイト（FLY TEAM)に入れたところすごい反響があり、一晩で10000件近いアクセスがあった。いつも投稿してもせいぜい1000〜3000程度であるから、少しビックリしている。
現状関西空港からベトナムへ行くにはこのベトナム航空のみで、あとはLCCのVIETJETしかない。このところベトナム訪問客が増えており、ベトナム航空はハノイ、ホーチミン、ダナン行きが毎日就航していて日本からの訪問だけでなく、ベトナムからの訪日客も相当増えているみたいだ。
ただ、そうした需要増と明確な競合会社がない国営の航空会社のスタッフにはやはり一種の奢りが見えるのは事実で、共産圏であるが故にサービスに対する不満は日本人目線からすると我慢できない。JALやANAのような日系会社と一緒にはできないものの、せめてアジアの他の会社並みの事は期待する。事実、よく理用するタイ航空や台湾のEVA航空も決して満足なサービスとは言えないが、日系と比較して感じる事であり、世界的にはこの程度がスタンダードだと割り切っている。
そのベトナム航空だが、今回特に感じたのがCAの機内での態度であり、私がトイレに行く際通路を歩いていても彼女たちは道を譲ろうという気が全くなく、結局乗客であるこちらが避けて通したのに何も言わずに通り過ぎる、ということを経験した。
また、私の前列にいた、恐らく日本人に対し、食事提供中に窓のシェイドを下せと偉そうに言ったり（離発着時に視界確保でシェイドを上げるのはよく言われるが、飛行中はどうだったか。ましてその前列は3人掛けでその日本人1人だったので映画鑑賞など他人に迷惑かける状況ではなかった）。その他、食後のコーヒーサービスはいいのだが、カップに1／3しか注がない、などちょっと乗客を舐めたやり方にはかなりの不快感を持った。
昔、（というか今でも？）中国系航空会社のCAはこのような態度で、客という扱いは全くなく一般市民には上から目線で対応する共産國らしい光景に嫌気をさしたものだが、ベトナムも同じだと思うと残念だ。
一方、最近はベトナムで働く現地スタッフ、それと日本人が利用するホテルの従業員の仕事ぶりはすばらしく、改めてベトナム人の真面目さ、勤勉さ、ひた向きさに感心させられる。
ベトナム航空のような国営的会社で働く人々はさぞ、優秀な人だと思うが階級社会で上位の者が下位のものに対する接し方をしている様では、今回のような不満はいつまでも解消出来ないだろう。
