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日本のLCC(格安航空会社)の現状

 

年末年始の休暇、それと比較的費用が安くなる冬の旅行シーズンでやはり注目されるのがLCC(格安航空会社)の利用。

日本では現状5社存在し、国内線だけでなく国際線にも就航しているがその内2社は国際線のみの運行となっているがちょっとまとめてみた。

 

 

LCCというのはどういった航空会社なのか

・「LCC」は Low Cost Carrier の略。必要最低限のサービスに絞ることでコストを下げ、割安な運賃で飛行機を利用可能にした航空会社。

・具体的には、「座席指定・預け手荷物・機内食・ドリンク等を必要に応じて有料にする代わりに、基本運賃を低く抑える」ことで成立している。

・日本国内では、既存の大手航空会社(FSC = Full-Service Carrier)に比べて、価格重視の旅行・出張・観光に強みがある。

 

日本のLCCにつて

1.Peach Aviation 

・日本で最初の LCC のひとつで、関西国際空港KIX)を拠点にする。

・国内線だけでなく台湾・韓国・香港などアジアを中心とした国際線も運航。

・人気の高さからか最近は運賃の割安感が少し落ちている印象(個人的見解)

路線を順次拡大してきたPeach

 

2.Jetstar ジャパン

・東京(主に成田空港)や関西などから、国内各地への路線を多数運航。

・本家はオーストラリアだけあって、アジア〜オセアニアの国々へのネットワークは充実している感がある。

・時々かなり安価なセール運賃を提供してくれて比較的予約はしやすい印象。

中距離国際線にも対応可能なA321LRを3機導入

 

3. Spring Japan

・中国の春秋航空JALの出資による格安航空会社。

・東京(成田)発着で、国内線および中国向け国際線を運航。

・日本国内路線はまだ充実しているとは言えないが、運賃は安いイメージ。

成田ベースなので関西圏では馴染みの薄いLCC

 

4. ZIP AIR

・Japan Airlines (JAL) の子会社として設立されたLCC

・主に国際線を中心とし、唯一北米路線も運行するなど事業拡大中。

・通常のLCCというより新しいタイプの選択肢として確立しつつある。

就航直後にコロナ禍に見舞われ苦戦したが現在では日本を代表するLCCになった

 

5.Air Japan

・2024年にANA傘下の国際線新ブランドとして成田空港ベースでデビュー

・現状2機体制で運行し、来年初めに3機目が投入される予定。

・その一方で2026年3月にブランド展開終了を発表。短命に終わる。

早々に撤退することになったAir Japan

 

LCCを使うメリットと注意点

メリット

航空券の絶対的な安さを追求できる。

路線によってはFSCよりも便が豊富で使い勝手が良い。

必要最低限のサービスを求める人にはリーズナブルに移動できる。

 

注意点・デメリット

座席指定・手荷物・機内サービスが追加料金:フルサービス航空会社と同じサービスを期待すると、結果的に割高になることがある。

空港とターミナルが限定されることもある:たとえば成田や関西など LCC向けターミナルを使うことが多く、アクセスに時間がかかる場合あり。

便数の削減・運航状況に注意パイロット不足や需要の変動で、便数やサービスが変更されることがある。

遅延や欠航などに対する補償や救済措置はない。など

 

 

🎯 どんな人に LCC が向いているか

・とにかくコストを抑えて旅行したい人 

・単身赴任者など帰省の際に費用を抑えたい人

LCCが発着する空港へのアクセスが良い環境の人

 

近年はANAJALなども定期的にバーゲンセールで格安の運賃を提供することが多くなり、3ヶ月以上前の計画が可能な旅行だとLCCとの差は極めて小さくなっている上、宿泊代とのセットで予約するとかなりお得な料金が設定されている。

海外旅行においては外国(特にアジア)のLCCの乗入れも多数で、価格だけならかなり低いレベルで航空券が入手できることから、日本のLCCをあえて利用する理由は乏しい印象。

こうした状況がAir Japanが参入後、わずか2年で撤退する一因になっているかもしれない。

 

ここ数年で勢いを増すベトジェットグループ

 

旅行シーズンを前に様々な選択肢があるのは嬉しいが、単純に価格だけで飛びつくと結果的に損をすることも十分あり得るのでそうしたことを考慮して選ぶ必要がある、あくまでも個人的な意見だが、あまり旅慣れない人や、飛行機での旅行が初めての人はLCC利用は避けた方が良いと思う。 せっかく楽しいはずの旅行が台無しになるリスクを十分承知し、対策をとった上で利用するなら良いだろう。