雨予報が出ていたこの日、飛行機が水飛沫をあげて着陸する様子を撮りに空港へ出向いたところ、道中は比較的強い雨が降っていたにも拘らず、到着するや雨がやんでしまった。以前も同じようなことが数回あって、どうやらこの場面の撮影には相性が良くないみたい。

土砂降りで機材が濡れてしまうのは本音的にはよろしく思わないので、結果的にはこのような天気の方がいいのかもしれない。 とはいえ期待する画は今日も撮れなさそう。
しかしこの日、空港周辺は比較的強めの風が西側から吹いており、着陸する飛行機も機首を風向きと反対方向へ傾けながらのランディングをしていた。 そうした中、新千歳発のJALのB737−800が突然の強い横風に煽られて姿勢を崩してしまい、一度タイヤが地面を擦ったがそのまま再上昇、ゴーアラウンドしていった。




伊丹空港でも頻繁ではないが、天候の状況では度々ゴーアラウンド(着陸復行)の場面に遭遇することがある。 ほとんどの場合原因はウインドシアによるものと思われる。このウインドシアは予め認識されている風向きや強さとは違う方向から強い風が吹くもので事故原因になる恐れが高い。 通常この現象はパイロットしか体感しないため、ウインドシアに遭遇したパイロットは着陸後に管制官へ無線で報告して、後続機へ反映するようになっている。また自社のカンパニーラジオへも報告して情報共有している。
この日は基本的に南西からの風で、多くの飛行機はクラブをとって滑走路へ向かっておりきていた。 そのため大方の飛行機はこのように左側に傾いたまま、左側のタイヤから着地するような感じだった。 おそらくゴーアラウンドした飛行機の情報も伝わっていたことだろう。



こうした状況で冷静な判断で飛行機を操縦するパイロットにとっては、昨今自動制御化されている航空機にあって「腕の見せどころ」なのかもしれない。
お盆の帰省、旅行で飛行機の利用者も多くなるが安全に運行されることを願う。
